リチウムイオン電池の利点

リチウムイオン電池は、ニッケル水素電池に比べると充放電の特性が良い、エネルギー密度が高いと いった点で優れています。

充放電の特性が良いということは短時間で充電ができるということです。

これは短時間で頻繁に繰り返される回生充電やアイドリングストップを繰り返すために十分な 充電時間がとれない場合でも十分に充電できる能力が高いということです。

エネルギー密度が高いということは、同じ容積のバッテリーでも小型化ができるということです。

リチウムイオン電池の欠点

これらの利点は、車づくりの現場において同じ性能のHVシステムを構築するとしたら車体設計の自由度を高めて くれることになるのです。

ただし、ニッケル水素電池に比べるとコスト高になることが大きな課題でした。

参考にプリウスαを例にしてみましょう。

リチウムイオン電池は「プリウスα」の3列シート車に採用されているだけでした。

2列シートのプリウスαに比べると3列シート車は、20万円の価格差がありますから、どれほどリチウ ムイオン電池のコストが高いかが理解できると思います。

しかし次世代型リチウムイオン電池は、電池本体のみならずパワーコントロールユニットから全面的 に見直しがかけられ、製造手法にも手を入れました。

製造ラインの見直し

次世代のリチウムイオン電池を作るために電池本体を作る製造ラインを変更することで実用化に成功したのです。

この製造ラインは、従来と同レベルの生産効率を維持しつつ、ラインの長さを約半分にできたとされています。

ライン長の短縮は増産が楽になるという二次的なメリットが発生します。

このため年間20万台分まで次世代リチウムイオン電池の生産能力を高めることができそうなのです。

まとめ

(1)リチウムイオン電池は小型化できること
(2)価格がリチウムイオン電池の欠点
(3)製造ラインの見直しで低価格化